其の十六彫目 

其の十六彫目 

「タトゥー、刺青を入れる方々の心理」



さて今回はタトゥースタジオにはどういった方々のご来店が多いか?

にスポットを当てていきたいと思います。

25年以上この業界に従事しておりますが、お客さんの質や動機もかなり変わっていますね〜。


有名スポーツ選手やハリウッド俳優、また多様なアーティストの方々がタトゥーを入れて映画、テレビをはじめとする多数のネット媒体に出る機会が非常に多くなっているのも彫る行為のハードルを下げる一つの要因ではと考えます。


多様性を重視することが多い昨今、一つ一つ動機を考えてみるもの面白いですね。

自分なりの観察、洞察、経験から得た情報をもとに考察してみましたが、完全に自分の独断と偏見によるものなのでその辺はご容赦あれ〜🙏


1      特定の宗教観念に基づく「御守り」「験担ぎ」「慰霊」的な意味合いを大切にする


このようなタイプの方々は彫るデザインの起源や伝統をしっかり把握しており、大きなデザインを完成させる傾向がとても高いです。

彫る前から事前にデザインの意味をリサーチしており、特定の神仏、霊獣、縁起物などの造詣が深い傾向が見受けられますので知識が非常に豊富ですね。


2 完全なファッション感覚

その時々の流行りや特定のアーティスト、インフルエンサーの影響で入れるのであまりデザインの意味は持ちませんが多様性のこの時代、タトゥーを入れることで「今を楽しみたい」という強いマインドですかね、、、、、

タトゥーを彫る事でポジティブなマインドに高まればアリだと思います。


3 「変身願望」承認欲求が強いタイプ

このような動機は自己肯定感が低い傾向や劣等感が強い傾向が見受けられます。

タトゥーは自分に自信を付けるには本当に役に立つ反面、自信過剰になり他を威圧する方もいることは確かです。

承認欲求、コンプレックスが強かった分「タトゥーという武器」を手に入れ、変なマインドにシフトすると人格が歪むので注意が必要ですね。

比較的若い方に多く、大きいデザインの完成率は低くなる傾向があります。



4 「変身願望」弱い自分自身を変えたいタイプ

上記の3と違うところは自分は自己肯定感が低いと言う事を認識しており、それを克服するため、または自分自身を高めたいと前向きな動機であるため客観的に己の弱い部分を観れている傾向があると思います。

肯定感が高められるのであれば何よりですね。

変に威圧することもなく、穏やかな方が多いです。



5 人生一度きりなので好きなことしたい


子育てなどある程度終わり人生一段落が過ぎて、時間、金銭面などに余裕ができて「彫らなくて後悔するより、彫って後悔した方がまだいい」と思って来られる方々が最近多いように感じます。


このようなタイプの方々はずっと前から入れたいと思い悩み、数年〜数十年経って初めて決心がついて来られる方ですね。

かなり熟考されて来られるので完成率は非常に高いです。

ここの領域になると年齢的に若い方は少ないですね。




とまあこんなこんな感じの分析結果でございました。

あくまで個人の経験値からの考察ですので、全て正しいとは限りませんのでその点はご了承くださいませ。

こんな感じで定期的にこんな感じのコラムを書いていきたいと思いますね〜


DMS TATTOO


公式サイト



公式 Twitter「X」