其の十八彫目 「過去と現代の客層の違い」

其の十八彫目 「過去と現代の客層の違い


今回も自身の経験に基づく独断と偏見の内容となっておりますのでその辺はご勘弁あれ〜🙏


さてさて、過去と現在のお客さんの違いを少し深掘りして考察したいな〜と思います。

過去、、、とは言ってもいつの時代か?となるところなのでざっと約35年ほど前〜現代という期間に絞って考えます。


昔は彫り師さんが看板を掲げて営業されているという事はほぼ稀であり、稼業の方またはその交友者の方々をご専門にお仕事をしておられました。

稼業の方という言葉は「裏の世界の方」を表す丁寧語であり、交友者は主に職人関係の方々と言ったところです。


ざっくり括れば出張はせず特定の稼業組織に専属的に従事するタイプの彫り師さんもいらっしゃれば、特定の組織に属さず様々な地方に出張で呼ばれ数日から一週間程度ガッツリ彫って稼ぐタイプのスタイルがございました。

また稼業組織に専属的に従事しながらも友好関係組織の土地には出張するスタイルもございましたね。


昔は彫り師がご職業の方は大変希少で貴重な存在であり、暇な彫り師さんは殆ど見た事はないと言っていいくらいの存在であり誰からもリスペクトされる存在でありました。


当時はどこかの一門に弟子入りし修行し独立するというのが基本的な彫り師になる流れだと思います、、、、、がしかしそれはそれは大変厳しく大概の方々は門戸すら叩くことすら許されないくらい畏怖される存在でもありました。


その時代はお客さんも稼業人が多いので自然とそういう気質になる傾向があったのだろうと推測します。

その流れで彫り師🟰怖いというイメージが今もあるとは思っています。


お客さんも知り合いに稼業人がいなければほぼ彫る事も場所もわからない時代でもあり、日本伝統刺青以外の彫り物は「イタズラ」と揶揄される事もしばしばでございました。


本当に古い時代に彫った方々でワンポイントなどの現代風タトゥーデザインのものは殆ど見かけません。


みな大きな日本伝統刺青を入れるので大変な時間と金銭がかかり、制作途中の方々が多く「金がないのか?痛いのか?」と施設の中などではまたまた揶揄される対象でありました。

また彫り師さんが出張で来られる場合、招く方はその地方の裏の顔役の方々が多いです。

そうでなければお客さんは集まりませんので、、、、、、



さてここからは現代のお客さんの特徴を見ていきましょう。

有名な著名アーティストなどがタトゥーを入れて様々なメディア媒体に出演する事で彫るハードルも下がり、気軽にスマホ等で簡単に彫り師にコンタクトを取ることが可能である時代です。


Tik tok等の動画を多用する彫り師さんは若い客層を狙う傾向が強いと感じ、比較的ファッションタトゥーに比重を置いたお客さんに焦点を当てており商業的に間違っていないと思います。


確かにお若い方はインスタやTikTokからのDMアクセス率が高いですね。

SNSに頼り切ってしまうお客さんはファーストタトゥー率が極めて高いので、クオリティー重視ではなく値段重視の思考なのでアマチュア彫り師にコンタクトをしてしまう確率も高いです。


逆に素敵に歳を重ねた方々のお客さんはインスタやTikTokからのDMアクセスはあまりせずに、公式サイトを通して電話などのアクセス傾向が高いです。

周りの知人にも評判等を確認している傾向が高く目も肥えています。


近年は彫る側の需要が極端に増えたため安易な考えでスタジオをオープンさせ乱立してしまう状況ではありますが、おそらく自然淘汰されていくであろうと考えます。

またはセミプロのように片手間で細々と彫っていくパターンも考えられます。


この世界に「安かろう良かろう」は存在しません。

また逆に「高かろう良かろう」が必ず正しいかというとそういうわけでもない訳で、最終的には彫り師のテクニック、人格をお客さんが見抜かねばなりません。


責任は自分自身の選択の結果なのでよくよく考えてタトゥースキルはもちろん電話対応、言葉遣い、話しやすさなどから見抜くようにして欲しいと思っています。


次回は「彫り師のプロとアマの違い」についてお話し致します〜😊

DMS TATTOO


公式サイト


公式Twitter「X」