其の二十彫目 「彫り師希望の方々へ」

其の二十彫目 「彫り師希望の方々へ」


今回は自己愛性パーソナリティ障害「ナルシスト」のお話になる予定ではございましたが彫り師関連の話題から外れてしまうので、題名を変更いたします〜。


さてさて今回は彫り師希望の方達の特徴を書いていきたいと思います。


いつもながらの過去の経験に基づいた偏った内容になってしまいますがご了承くださいませ〜。


たぶん彫り師って彫っている姿の場面だけ切り取って見るとカッコよく映るかもしれませんね。


昔から職人の言葉に「段取り八分、仕事二分」って格言があるのですが、仕事前にきちんとした段取りさえしておけば、仕事の8割方は完了したということで、仕事を進める手順をきっちりと決めておけば仕事の質とスピードは飛躍的に上がるという事なのです。

まあその残りの2割は技術的な部分になるのであくまでプロに限ってのお話になるとは思います。


それでは彫り師の8割ってなんぞや?ってことになるのですがこれまた見えない所での作業でございます。


デザインの制作や、マシンの設定などなど、、、、フリーハンドで作業する彫り師さんも常に絵を制作しているからこそフリーハンドという芸当ができるわけで、一夕一丁で出来る訳ございません。


はっきり言ってこの仕事はツラいです。

しかしお客さんも痛みを我慢してツラいかもですが、完成した時の喜びはお客さん以上かも知れません!


その完成した喜びがツラさを軽々と凌駕してしまうのです。


とにかくプロはお客さんが見えないところでの作業が大半です。

正直自分は彫る作業自体はとてもラクで楽しくあります、、、、


しかし自分の場合彫るジャンルが絞られていない為、彫り慣れていないデザインは歴史や伝統から調べ、起源由来を辿りそのデザインを制作するので時間をたくさん使います。


そこで新たな発見などがあったりして知識を得る喜びはあるのですが、どうしても時間がもう少し欲しい、、、、、という感じで毎日を過ごしております。


という見えない部分を省いた姿を見ただけで彫り師になりたい、、、、という方が本当に多く、本当になりたいのならばスケッチブックに大量にデザインを書き溜めているのが普通であると思っており、大概の方はデザインすらほぼ描いていない状態で連絡してきます、、、、、、、、


まあ彫り師に見習いになってからデザインを描き始め大成する方も多いので、デザインを書き溜めていればいいかというと一概にそうとも言えない世界ではあります。


彫り師はメンタルバランスの維持が大事であり、精神力が問われるお仕事であり、先行きも保証されておりません。

その日の気分で彫るモチベーションが上がらない、、、、


こういった性質であれば仕事にムラが出てしまいクオリティーの維持が困難であると思ってしまいます。


努力、精神力、人格、テクニック、そしてタイミング、、、、いろんなものが複雑怪奇に絡み合ってその方特有のデザインが出来たりします。


何を言って締め括ればいいか分からなくなってしまいましたが、彫り師になるにはメンタルバランスがいちばんの課題かと思う今日この頃でございました~。


DMS TATTOO